健康ハウスドットネット-神戸市垂水区の不動産会社ダイエーハウスに勤務する北川敏之です。アレルギーや化学物質過敏症など住宅が健康に及ぼす影響が問題視されています。あなたといっしょに住宅環境の改善を考えたい。ダイエーハウス北川敏之のそんなサイトです。

Toshiyuki Kitagawa  Daieihouse Co;ltd・・・

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 アレルギーと化学物質過敏症 

 
 09. アレルギー対策 -室内環境・空気汚染編-

 カーペットはダニの巣!

じゅうたん・カーペットには、食べ物の残りカスや人間のアカ・フケ、カビなどの、ダニのエサが豊富にあります。

毎日掃除機をかけていても、取りきれないで毛足の中に残ってしまいます。住み心地が良いので、寝具と同様に、ダニの格好の住みかになっているのです。1年以上使用している6帖のカーペットからは、平均茶碗2〜3杯のホコリが出てきます。ダニ数は死骸も含めて数100万匹にも達します。

当然ですがアレルギーに良くありません。大人の場合は、寝具より影響が少ないですが、乳幼児の場合、生活圏は床に近いので、最も注意を要します。ホコリを貯め込みやすく取りにくいので、歩いたり動いたりするたびに、軽くてアレルゲンを含んだ微粒子が床付近に舞い上がり、長時間漂っているので、乳幼児の呼吸器に入ってしまいます。自然素材でありながら抗菌・防虫効果の高い「竹フローリング」にするとか、内部のホコリやダニも除去できる性能の良い掃除機で掃除するとかの対策が必要です。

 フローリングの部屋は浮遊塵にご注意!

フローリング・板の間・クッションフロアなどのハードフロアーは、掃除がしやすく衛生管理上も問題ありません。

しかし、カーペットと違いホコリを吸ってくれませんので、空気中の浮遊塵(ホコリの微粒子)が多く、カーペットの部屋と比べると3倍にもなってしまいます。冷暖房による空気の対流と人の動きで、日中は空気中に漂っています。寝ている間に空気の動きが止まると、床に舞い降りてくるわけです。毎日掃除機をかけてもホコリが減らないのは、このようにホコリが循環しているからです。

主なホコリの発生源は、人間のアカやフケ、衣類のホコリや繊維カス、布製ソファやクッションから出る微粒子、掃除機の排気から出る微粒子や排気が巻き上げるホコリ、屋外からのホコリ、寝室の寝具から出るホコリが移動する等々多彩です。

床に漂うホコリは肉眼でも見えるほど粒子が大きいですが、空気中に浮遊する微粒子や掃除機から排出される超微粒子は、ミクロ前後の大きさなので、肺の奥深くまで到達します。ぜん息患者には、特に見えないホコリに対する注意が必要です。ハードフロアの部屋には、性能の良い空気清浄機が欠かせません。掃除機も排気性能が良いものにすると効果があります。いずれも、ホコリが極端に減るので、掃除回数が少なくて済むと言う別の利点も生まれます。

 畳やカーペットの上に、更にカーペットを敷いていませんか?

畳の上にカーペットをひくのは、ダニを繁殖させているようなものです。すぐやめてください。その上に寝具を敷いて寝るということは、極端に言うとダニのふとんの上で寝ているようなものです。直ちにカーペットの使用はやめてください。カーペットへの重さね敷きも同様です。

 畳の防虫(防ダニ)加工に要注意!

新築、転居や畳換えの後に、体調を崩したり、アレルギー症状が悪化するケースが増えています。ダニの被害が出ないように、防虫剤などの薬品による防虫(防ダニ)加工を施した畳が多くなっています。その畳から放散される有機リン系殺虫剤などの化学物質による室内空気汚染が原因です。薬品処理をしていない畳に換えるのが一番です。

 畳のダニ退治?

普通のわら床の場合は、特にホコリが入り込みやすく、ダニなどが繁殖しやすいので注意が必要です。畳1帖あたり100万匹以上のダニがいると言っても過言ではありません。畳は厚みがあるので、掃除機をかける場合、吸引力だけでは畳床の中に潜り込んでしまったダニは取れません。発泡スチロールやダニ対策の特殊床の場合、ダニの大量発生については問題ありませんが、畳表と床の間にホコリが溜まりやすく、ダニが生息するのでやはり 注意が必要です。

薬品で駆除や防虫をしなくても、畳床を特殊な材質の製品にしたり、高温乾燥、高周波乾燥をしたりするなどでも防ぐことはできます。畳のダニ数を減らすには、叩きながら吸引するパワーノズル付きの性能の良い掃除機で掃除すると効果があります。(畳の目に沿って掃除機をかけてください。機種によっては畳が傷む場合がありますのでご注意ください)

 カーテン? ブラインド? ロールカーテン?

カーテンはホコリを良く吸います。カーテンについたホコリは10日に1回は掃除機をかけて吸い取ってください。定期的に洗濯をして汚れを取る必要があります。少なくとも1〜2ヶ月に1回は洗濯をしてください。掃除機掛けと洗濯を上手に組み合わせてください。

ブラインドをお使いの場合、ブラインドはホコリが溜まりやすく、開け閉め等によってホコリが舞ってしまいますので、常に掃除機でホコリを吸い取る必要があります。

表面に凹凸の少ない、ホコリが付きにくい素材のロールカーテンが、掃除がしやすくホコリ対策には良いでしょう。


 室内でペットを飼って良いですか?
ペットは、心に癒し効果をもたらし、精神的には良いと思いますが、アレルギー症状がある場合、犬・猫・小鳥・うさぎやハムスター等毛が生えている小動物は、室内で一緒に暮らすのは問題があります。できるだけ避けた方が賢明です。特に、アレルゲンテストで、陽性反応が出た場合は、屋外で飼育するようにしてください。

 観葉植物類等の鉢植えの影響は?

観葉植物をお部屋に飾ることは、健康的にも精神衛生的にも、大変結構なことだと思います。ホルムアルデヒドなどの化学物質を吸着する効果もありますが、効果を過大に期待して大量に置かないようにしてください。室内の湿度管理が難しくなります。

水やりなどで部屋の湿度が高くなって、ダニ・カビを増殖させてしまったり、ホコリが付着することで、アレルギーに影響がでることの方が問題です。

また、殺虫剤などの使用は化学物質を吸着するどころか逆効果ですので(部屋の空気を汚染)避けるように工夫してください。

 家具、調度品を買った時、気分が悪くなったことがありますか?

家具の合板に使われている接着剤に含まれる「ホルムアルデヒド」などが原因で、シックハウス症候群や化学物質過敏症になったり、アレルギーの症状を悪化させたりする場合がありますので注意が必要です。できるだけ換気をしてください。普段より換気が難しい場合、ホルムアルデヒド等を吸収し分解する内装材もありますのでご利用下さい。

またカーテンやカーペット、布製ソファ・イスなどの「繊維製品」にもさまざまな加工が施されています。繊維の仕上加工、防炎加工、防汚加工、防カビ加工、防虫・防ダニ加工、等々多岐に及びます。これらの加工に使われる薬剤は、アレルギーを引き起こしたり、悪化させる化学物質が使われています。まったく健康な人には何でもないものが、過敏体質の人には危険なものとなってしまう可能性があります。

 「住宅の建材」が大々的に問題になっていますが、家具、調度品をはじめ、「生活用品」にも多くの化学物質が使われています。それらが徐々に空気中に揮散して、室内空気を汚染します。気密性の高い住宅で、換気が不十分なことが有害化学物質の濃度を高め、人体に影響を与えるのです。

個々の製品の薬剤の使用量は少なくても、総量では人体に影響を及ぼす量になってしまいますので、できるだけ不必要な加工がしていない製品を選ぶ必要があります。

 たばこは厳禁!

室内では、たばこを吸わないようにしてください。

特に、ぜん息患者がいる場合は、発作の原因となりますのでできたら禁煙をするのがベストです。少なくとも、室内での喫煙は厳禁です。花火やキャンプファイヤーなども同様に発作の原因となります。

 においが強い化粧品や香水は使わない!

特にぜん息患者がいる場合は、においが強い化粧品や香水は発作の原因となりますので注意してください。

スプレー製品は、室内空気を汚染しますので、できるだけ使わないようにするか、使う場合は十分に換気をしていただきたいと思います。

また化粧品に含まれる「添加物」は、アレルギーや化学物質過敏症の方には特に注意が必要です。食品では禁止されている有害物質が、化粧品には多く使われています。化粧品は同じものを毎日つけ続けるので、食品以上に危険性があることも認識してください。

化粧品の添加物には、防カビ剤、殺菌剤、保存剤、酸化防止剤、乳化剤(界面活性剤)、着色料、香料、顔料、気泡剤、増粘剤などがあり、人体に有害な物質も含まれています。 毎日、肌から体内に有毒物質をしみ込ませていることも考えられます。炎症やアレルギーを起こしているケースが多々あることからも、成分に関心をもって購入して頂きたいと思います。皮膚に良い保湿有効成分が含まれていても、界面活性剤が含まれていたら薬と毒をいっしょに飲んでいるようなものです。

 防虫剤や防虫シート、消臭剤、芳香剤が室内空気を汚染!

防虫剤や防虫シートは、徐々に薬剤を揮散しています。寝室にあるタンスの中に防虫剤を入れ、その成分が徐々に室内空気を汚染し、睡眠中に吸いつづけてしまう・・・などは身近に起こりうることです。急性症状が出るほどの濃度ではないものの、長時間薬剤(有害化学物質)を吸いつづけることによって、慢性的な中毒症状を起こすこともあります。畳の防虫加工によって、シックハウス症候群になってしまうなどは典型的な例です。

消臭剤、芳香剤、芳香・消臭剤などの中には毒性の強いものがありますので、むやみに使用しないように注意が必要です。トイレに置いた芳香・消臭剤のトイレボールの成分、パラジクロロベンゼンが原因で、化学物質過敏症になってしまったり、アレルギーが悪化した例があります。化学物質でにおいを分解したり、吸着して消臭するタイプがほとんどですので、人体への影響が懸念されます。

脱臭や消臭をするには、化学物質対策と同様に光触媒を用いた内装材かホタテ貝を主原料とした内装材をお勧めします。これらは、室内全体の脱臭、消臭や化学物質の除去に大変優れた効果があります。

 スプレー式・剤燻煙式・電気式の殺虫剤は使わない!

家庭用殺虫剤には、スプレー式殺虫剤、蚊取り線香、電気蚊取りマット、液体電子蚊取り、燻煙式殺虫剤、ダニシート、誘引殺虫剤、虫よけ剤、防虫剤など多種類あります。

虫を殺すということは、人にも害があることを、是非認識してください。ぜん息患者がいる場合には刺激が強く、発作の原因となります。

気密性の高い住宅が増えているので、室内で使用した殺虫剤の成分が、いつまでも室内に高濃度で残留している可能性が高く、人体への影響が心配です。

電気式殺虫剤(マットや液体を電気の熱で発散するタイプ)をつけっぱなしにしていたアレルギー患者が、使用を中止したとたん、アレルギー症状が改善された例があります。網戸などを整備して、むやみに薬品をつかわないことがポイントです。

 仕事や趣味で室内空気を汚染していませんか?

例えば、何かを削る・シンナー類や塗料等を使う・接着剤を使う・繊維の加工・紙の加工などを室内で行うと、室内空気が汚染されます。刺激物はアレルギーによくありません。換気を十分に行い、性能の良い空気清浄機を使用するなどの対策を立ててください。

ぜん息患者は、作業中はもちろん、空気が入れ替わるまでその部屋に入らないようにしましょう。

 殺菌、除菌、抗菌、防カビ加工の毒性!

「殺菌」とは、文字通り細菌を殺す作用で、「殺菌」と銘打った商品は薬事法に規定された殺菌剤を含んでいるものです。明確な効果が証明されなければなりません。商品としては薬用せっけん、薬用液体せっけんなどがあります。

「除菌」も基本的には殺菌効果があり、文字通り除菌剤を使い細菌を取り除き細菌数を減少させる効果があるものです。薬事法に基づく登録は不要で、薬剤の表示も不要です。毒性は殺菌剤と同じと考えていいでしょう。

商品としては、トイレやキッチンで使う除菌スプレーやペーパー、シートなどがあります。最近では除菌効果をうたった洗剤や消臭スプレーなどもあります。薬剤としてアルコール系のものが多いので、使用中に吸ってしまったり、室内空気を汚染しますので注意が必要です。

「抗菌」は、製品に細菌が付着したり菌が繁殖するのを抑えたりする効果をいい、殺菌効果は必ずしも保証されません。法的な拘束もありませんし、抗菌剤の表示も必要ありません。その点は「除菌剤」と同じです。抗菌剤を添加した商品例は、衣類、靴下、寝具、カーペット、ふきん、ハンカチ、靴の中敷、紙オムツ、キッチン・トイレ・浴室用品、文具など多品種に及んでいます。寝具や下着、衣類などによって、アレルギーが悪化したり、化学物質過敏症の原因となったりします。抗菌グッズに使われている化学物質は、皮膚につくと体内にしみこんでしまいます。

「防カビ剤」は、浴室などカビの繁殖しやすいところにスプレーあるいは塗布してカビを防ぐものや、防虫剤、除湿剤などに添加されているものなどがあります。発ガン性のある成分が多く、毒性もあるので注意が必要です。

日本人の清潔志向を利用した抗菌グッズがあふれています。抗菌する必要ないものまで、抗菌加工をしていますが、これは異常です。人間は雑菌とずっと共存してきましたし、雑菌が生きられない環境のほうがよっぽど不健康です。清潔志向も度が過ぎると、人間が本来持っている免疫力などの機能を低下させてしまい、その結果アレルギー疾患が増加すると考えられています。

 湿度の調整に除湿機?加湿器?

湿度調整はダニ・カビ対策にとって重要なポイントです。

除湿器の使用は問題ありませんが、加湿器の使用は注意が必要です。加湿器は、できるだけ使用しない方が良いでしょう。使う場合は、湿度コントロールが自動でできるものをお使いください。加湿しすぎると、カビやダニを増殖させ、アレルギー疾患にとっては影響が大です。

除湿器や加湿器を購入する前に、「温度計+湿度計」を購入して、湿度の管理を心掛けてください。 50%〜60%が快適湿度です。

冬場は明け方など温度が下がると結露しやすくなります。外気との気温差 の影響が大きいのですが、除湿機で湿度を下げることである程度結露は防げます。日中は加湿が必要なくらい湿度が低く、明け方は結露を防ぐために除湿が必要と、1日の湿度管理は微妙です。除湿も加湿も1台でコントロールできる便利な製品(湿度コントローラー)もでています。

または、壁や天井を漆喰塗りにする方法もあります。漆喰は空気中の水分を吸収放散し常に呼吸しています。今では湿度調整に加え、化学物質を吸収・分解する機能を備えた漆喰もあります。

洗濯物を室内に干すのは湿度がかなり上がりますので、良くありません。洗濯物を乾燥できる機能がついた浴室暖房乾燥機もありますで、梅雨どきなどは浴室で洗濯物を乾燥すると効果的です。

 暖房機は何をお使いですか?

エアコンは、比較的空気の汚染の心配がいらない暖房です。換気、湿度管理はしてください。機械内部にカビが発生することがありますので、定期的に清掃してください。最近は、空気清浄機能や換気機能などが付加されている製品も見受けられますが、十分機能が発揮できているか、見定める必要がありそうです。

開放型の暖房器具(ガスストーブ・石油ストーブ・石油ファンヒーター)や石炭ストーブ、暖炉などは、燃焼による空気の汚染が影響しますので使わない方がいいです。使う場合は、換気に注意してください。同時に湿度が高くなる傾向があります。湿度管理をしてください。

オイル(パネル)ヒーター・床暖房・電気カーペットなどは、空気の汚染は心配ありません。

 
 
 
 
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